みなさん、ブログでは久々の登場!
舘野です!
みなさん全中、観てますか??
RFF創設以来、初のスクール生の全国大会出場!
それだけでなく決勝進出と、間違いなくRFFの歴史の1ページに刻まれる快挙となりました。
そんな現地での様子を「山口全中レポート」として、全3回に分けてレポートにまとめてお届けします。
第一弾は、20年前に舘野コーチが出場した全中を振り返るところから始めてみたいと思います。
20年ぶりの全中!指導者として再び全国の舞台へ
知っている人もいるかと思いますが、舘野コーチも中学生のときに全中に出場し、優勝しました。
それが2006年大会。
なんと、ちょうど20年前の出来事になります。
そんな節目のタイミングで、自分が指導している選手たちが全中という舞台で戦う。
「これは現地で見届けたい!」
そう思い、クラブ代表の三宅コーチに、「ぜひ、行かせてください!!!」と直談判しました!
快く了承していただき、こうしてこのブログを書いています。
みんなで〜
「三宅コーチ、ありがとうございます!」
……という前置きはここまでにして(笑)

舘野20年ぶりの全中会場へ!
今回は、20年前に一人の中学生として全中を経験した舘野コーチが、そこで何を感じ、その経験がその後の人生にどうつながっていったのかをお話ししたいと思います。
舘野コーチの中学時代|「足が速くなりたい」から始まった陸上人生
舘野コーチが陸上を始めたのは、中学校の部活動から。
小学生のときは特に習い事もせず、放課後は近所の公園で遊び倒す。
田舎によくいる(今ではあまり見かけない?)わんぱく小学生でした!
陸上部に入ろうと思ったきっかけは、小学5年生のときに出場した町内の陸上大会。
そこで、隣の小学校の女子選手に負けました。
「もっと足が速くなりたい!」
でも、近くに陸上クラブやかけっこ教室はありません。
そこで、「中学生になったら陸上部に入る!」と決めました。
なので、入部した頃は「足が速くなりたい」というだけ。
県大会があることも、関東大会があることも、ましてや全国大会があることすら知りませんでした。
もともと好奇心旺盛だったこともあり、先生に勧められるまま、
100m → 200m → 400m
と、だんだん走る距離が伸びていきました。
800mを走ったこともあります(笑)。
そして最終的にたどり着いたのが、四種競技(110mハードル・砲丸投げ・走高跳・400m)でした。
初めて挑戦する種目もありましたが、練習すればするほど上手くなる。
記録もどんどん伸びていく。
その感覚が楽しくて、気がつけば陸上競技に夢中になっていました。
そして、「各種目を専門にしている選手にも負けたくない!」
と思うようになり、夏休みは朝から晩まで練習していました。
今振り返ると、おそらく先生は、そんな僕の性格を見越して四種競技を勧めてくれたんだと思います。
圧倒された全国大会の雰囲気|緊張でほとんど覚えていない初めての全中
20年前の全中を振り返ってみると、正直なところ……
「緊張で、ほとんど覚えていない」
それくらい気持ちが高ぶり、自分自身に大きな期待と不安を抱いていた大会でした。
県大会、関東大会と優勝し、全国ランキング1位で迎えた全中。
それでも、全国からトップ選手が集まる会場に入ると、
周りの選手全員が、自分より速く、強そうに見えました。
完全に雰囲気に圧倒されていました。
きっと今回、全中に参加している選手たちも、似たような感覚を味わっているんじゃないかな。
今ならSNSを通じて、全国の選手の記録やレース、普段の様子まで、ほぼリアルタイムで知ることができます。
でも当時、全国の選手を知る手段といえば「陸マガ」「月陸」といった月刊の陸上専門誌くらい。
名前と記録しか知らない選手もたくさんいました。(同世代なら共感してくれるばす!)
だからこそ、
「全国の選手って、実際どんな選手なんだろう?」
という楽しみと怖さの両方がありました。

興奮、緊張、不安。全国大会の雰囲気は今も昔も変わりません。
絶体絶命の6位から掴んだ「大逆転優勝」
僕が出場した四種競技は、2日間にわたって4種目を戦い、その合計得点を競います。
1日目。
最初の110mハードルでは良い記録を出すことができました。
続く砲丸投げでは、最後の一投で自分でも「いった!」と思うほどの会心の投てき。
ところが――
ファール。
それでも1日目を上位で終え、まずまずの位置で2日目を迎えました。
ところが、ここから一気に苦しい展開になります。
3種目目は、一番苦手だった走高跳。
結果は、出場選手の中で最下位。
総合順位は一気に6位まで落ちました。
残る種目は、最後の400mだけ。
400mは一番の得意種目でした。
しかし、逆転優勝するためには、トップの選手よりも3秒以上速く走らなければならない状況でした。
その日の会場では110mハードル、400m、砲丸投げで中学記録が次々と更新されていました。
大きな記録が出るたびに会場がどよめく。
選手たちの熱気もどんどん高まっていく。
「今日は何かが起きるんじゃないか」
そんな空気が会場全体を包んでいました。
その中で迎える、最後の400m。
しかも自分は6位。
逆転するには3秒以上の差が必要。
当時の自分にとっては、とてつもなく大きなプレッシャーでした。
「逆転できたら、かっこよくない?」
顧問の先生も、逆転するために必要なタイムや得点を細かく計算し、シミュレーションしてくれました。
でも、四種競技は相手の記録によって得点差も変わります。
「実力どおりの力を出せるのか?」
「相手も良い記録を出してくるんじゃないか?」
「本当に逆転できるのか?」
不安だらけでした。
でも、レース直前。
気持ちが切り替わりました。
「この6位から逆転できたら、めちゃくちゃかっこよくない?」
「もうビビっても仕方ない。前半から飛ばしていこう!」
そう思ったことを今でも覚えています。
勝負になったら、なるようになる。
だったら、目の前のことをプラスに捉えて思い切って挑む。
そんな考え方が身につき始めたのも、この頃だったのかもしれません。
そして―――
結果は、見事大逆転優勝🏆
混成競技は得点で順位が決まるため、400mを走り終わっても、すぐに最終順位は分かりません。
タイムが確定し、得点が計算され、総合結果が発表されるまで待つことになります。
あの時間は、異常に長く感じました。
そして優勝が分かった瞬間。
意外にも最初に出てきたのは、「やったー!」という喜びより、
「やっと終わった……」
という感覚でした。
大きなプレッシャーの中で最後まで戦い切った達成感。
そして、そこから解放された安堵感。
それ以上に嬉しかったのが、先生たちや親が自分以上に喜んでくれていたことでした。
後日、結果発表の瞬間を撮影していたビデオカメラの映像を見ました。
喜びすぎて画面はブレブレ。
先生や家族の声もたくさん入っていました。
それを見たときの方が、泣きそうになりました。
あの全中が、人生を変えた
当時の僕は反抗期真っ只中。
先生や両親をはじめ、たくさんの人に迷惑をかけていました。
自分自身、何か誇れるものがあったわけでもありません。
そんな自分が全国大会で優勝できた。
「自分でも、ここまでできるんだ」
それは大きな自信になりました。
そして、
「これからの人生を、陸上競技で切り開いていこう」
と決めました。
あれから20年。
今も僕は陸上競技に携わっています。
そして今度は、自分が指導している選手たちが、かつて自分が立った全中という舞台で戦っている。
20年前には想像すらしていなかった景色です。
改めて振り返ってみると、あの全中は僕にとって間違いなく、人生の大きなターニングポイントの一つだったと思います。
今、戦っている選手たちへ

リレーの予選前。円陣を組んで出発!
きっと、人生で一番と言っていいくらい緊張していると思います。
レースが終わったあと、
「もっとできた」
「あそこでこうすればよかった」
そんな反省や後悔も出てくるかもしれません。
僕自身、20年前のレースを振り返っても、緊張しすぎて覚えていないことだらけです。
でも、今だから思います。
大切なのは、過去でも未来でもなく、戦っている「この瞬間」。
嬉しい。
怖い。
逃げたい。
負けたくない。
楽しい。
どんな感情を抱いても、それも含めて、未来の自分から振り返れば大切な経験になっています。
だからこそ、今しか味わえないこの瞬間を、全力で戦い抜いてください!
これから上を目指すみんなへ

墨田のみんなで応援している様子が三輪コーチから送られてきました☺
今回は「全中」を舞台に僕の経験を書きました。
でも、全中に出ること、全国大会に出ることがすべてではありません。
20年前の僕も、今全中で戦っている選手も、このブログを読んでいるみんなも同じです。
不安になる。
逃げ出したくなる。
ものすごく緊張する。
「自分にできるのかな」と思う。
きっとこれからも、そんな瞬間が何度もやってきます。
でも、そのたびに挑戦して、一つずつ乗り越えていく。
その繰り返しの先に、自分が思い描いていた景色があるのだと思います。
そして、そんな挑戦を続けるための最大の武器は――
「楽しむ」こと。
20年前、ただ「足が速くなりたい」と陸上部に入った中学生が、今ではコーチとして全中に戻ってきました。
会場ではさっそく、たくさんの恩師や戦友に再会しました。
20年前の思い出を話したり、今度はそれぞれが指導する選手たちの話をしたり。
20年経っても、こうして同じ場所でまた会える。
これもスポーツの魅力です。
さあ、いよいよ選手たちの戦いです。
みなさんも一緒に応援しましょう📣
あー、明日が楽しみ。
YouTube LIVEはこちらからご覧いただけます!
レポート第2弾はこちら。







