みなさんこんにちは!
三輪です。
4月、新年度みなさんはいかがお過ごしですか?
RFFにとっては、4度目の4月。
過去の3年を振り返ると・・・。
2020年4月:4月開校予定も、コロナによる緊急事態宣言で7月まで延期。
2021年4月:初の大会出場も決まり始動するも、またもや緊急事態宣言により休講。
「そのときできる最善を!」と、オンラインでトレーニングをしました(当時の様子)。
2022年4月:会員数も増え、この間に新たに【大人のランニングプロジェクト】も始動!
桜を見ながら走りました(当時の様子)。
そして今年2023年の4月。コロナも落ち着き、多くはマスクも外して、のびのびと運動ができるようになりました。
個人的には、この春はこれまででいちばん、出会いと別れ、そして子供たちとクラブの成長を感じています。
子供たちよりコーチたちの数の方が多かった立ち上げ期から続けてくれた世代の卒業や進級。
人数が増えてきて、いろんなニーズが出てきたこと。
私たちがクラブとして大切にしてきた理念が、現場で体現されるようになってきたこと。
今日(4月14日金)の練習終わり、舘野コーチと一緒に話をしながら帰りました。
今日の高学年の練習ではコーチはある2地点にマーカーだけを設定して、「これを使って次の流しにつながる練習をして!」と【場】だけを設定して、【内容】は子供たちに任せるということをしたそうです。
スタートから1つ目のマーカーまではスキップをして、そこから2つ目のマーカーまではダッシュをするなど、子供たちはこれまで積み上げてきた内容を踏まえ、自分たちの頭で考え練習をはじめたそうです。
練習の意図を聞くと、
「子供たちには自分で考えられるようになってほしい。」
「俺が見ててもびっくりするような発想や身体の使い方が出てきたたらおもしろいなー」
また、「長くいる子が、新しく入ってくる子に教えることで、【言語化】ができて、より深く理解するようになるんだよね。」とも言っていました。
非常に面白い練習だなと思いました。
正直、子供たちの足を速くするには、語弊を恐れずに言うと、とことん走り込ませるのがいちばん早いと思います。
ただそれをしてしまうと、成長期の身体にとっては負荷が大きすぎて、怪我や成長を阻害するリスクが生じること。
なにより「考える」プロセスがないために、再現性がなく、将来伸び悩みが起こった際に、打ち破る「発想」と「工夫」が出てきにくくなります。
舘野コーチの今回の指導は、これも語弊を恐れずに言うと、【遠回りな練習】かもしれません。
ただ、2年、3年とこうした練習を積み上げてきたクラブの子供たちの走りを見ると、入会当初から考えると全く違ったもので、圧倒的に良いものになっています。
それは誰かに作られたものではなく、子供たちが自分たちで作り上げたもので、強く、将来につながるものだなと見ていて思いました。
最後のリレーを見ていて、最初遠目で見ると誰だか分らなかったのですが、よく見ると、クラブの初期から通ってくれている子で、当初はかかとから接地してベタベタ走っていたのが、しっかり地面を押して、ダイナミックに進めるようになっていて、本当にびっくりしました!
クラブで大切にしているテーマに以下の2つがあります。
【走りを通して自分と向き合うこと】
【自由と規律】
スクールは集団で行動するため、一定の統率が取れた状態、一体感・連帯感というのは必要です。
一方で、練習の取り組み方は個人に委ねられています。
組織の雰囲気を損ねない前提で、練習をやるのか休むのかすら私たちが強いることはほぼありません。
同じ練習でも、同じメニューをやるにしても、どのようなあり方で、何を意識してやるのかは個人の自由です。
4回目の春、そんな個人と組織がうまく機能してきた様子を見て嬉しくなると同時に、また1年後、クラブがどういったものになっているのかを考えるとワクワクします。
今年度も、チーム一丸となって、より良いRFFを作っていきたいと思います。
今日は高学年クラスをメインに書きましたが、低学年クラスも負けてませんよ(笑)
次回以降、低学年クラスについても書いていこうと思います。
今年もがんばるぞー!
RFFでは、日ごろの練習の様子を公式Instagramにてアップしています。
そちらもぜひご覧ください!