みなさん、こんにちは!
三枝です。
はえちゃんのこころシリーズ第4弾です。
今回のテーマは、「手話」です。
私が普段使っている手話について、少しでも皆さんに知っていただければと思いますので、お読みいただけると嬉しいです!
まず簡単に、手話には、「日本手話」と「日本語対応手話」の2つの種類があります。
日本語対応手話の場合、ベースは日本語になります。文章の通りに、日本語の語順で話す方法で、話すときには手話と口話をどちらも使って行うことが多いです。私の印象では、中途難聴の方や、補聴器を付けたら聞こえる難聴者の方が使っていることが多いかなと思います。
もう一方の「日本手話」は、日本語とはまったく異なる、独自の言語になります。
こちらは手話に加えて、視線や顔の表情を使いながら話す方法になります。幼少期から手話でコミュニケーションを取る環境で育ってきた方が使っていることが多いかなと思います。
理解を深めて頂くために、1つ例を挙げてみますね!
たとえば、「梅雨入り」と表現するとき、
・日本語対応手話では、文字通り「梅」「雨」「入る」と表現します。
これで「梅雨入り」です。
・一方、日本手話では、「梅」「雨」「始まる(開く)」と表現します。こちらは表現したいことのニュアンスを掴んで表現します。「始まる=開く」と表現すると「明ける」のようにも見えますが、「梅雨明け」は「梅」「雨」「終わる」と表現します。
「梅」「雨」までは同じで、「始まる」=「入る」のニュアンスで、以下のように表現します。
日本語対応手話は語順の通りに表現、日本語手話はニュアンスを掴んで表現するものと考えるとわかりやすいかもしれませんね。
ちなみに、いつも私が練習後の振り返りの際に使っているのは、日本語対応手話を使っていますが、文章を読んでくれるコーチの話し方に合わせて日本手話を使っていることもあります。
私は普段は日本語対応手話で話をしていますが、その理由は私がポーカーフェイスで、単に表情を使って話すのが苦手だからです…(笑)
話を本題に戻すと、僕は耳が聞こえませんが、手話を母語にしていることは、僕にとって、また耳が聞こえない者にとっては一つの大きなアイデンティティです。
聴覚を持たない代わりにこの手話を習得して、普通の人と同じく堂々と自分を表現しながら過ごしています。
手話の世界はとても広いです。
この記事をきっかけに少しでも手話を使って、僕と会話してみませんか(^^)?
RFFにはいろんな人がいます。みんなお互いに個性を受け入れながら活動できるクラブだと思っています。
みなさんには、競技力を高めることはもちろん、いろんな形で自分を思いっきり表現しながら、自己肯定感を高めていってほしいなと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました!
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