こんにちは。
前回に引き続き座談会で話した内容を振り返っていきたいと思います。
今回は「活動理念/大切にしていること」についてです。
①「走り」を通して、自分と向き合う
陸上競技を熟達させていく上で、自分の「走り」を見つめることは必須事項であると思います。自分の「走り」を見つめるとは、まずは「物理的側面」があります。動画を撮って、自分の走りを見たり、他者に見てもらったりと、視覚を通して自分の「走り」を見ます。さらに一歩踏み込む場合には、「科学的側面」で見ていく必要もあります。科学的に正しいとされている事象と自分を照らし合わせて、足りないものを見つけ出し、改善していくことが必要です。また、人によっては、「精神的側面」で見ることもあるかもしれません。
他にも様々な角度から自分の「走り」を捉えること、または自分と他者を比較すること、他者と共通点を見つけることなどが「自分」というものの認識に繋がっていくと考えます。そういった機会を提供していくことも大切なことの1つであると考えています。
②他・多世代との交流を通して、社会性を身につける
現在の墨田陸上クラブは、下は5歳から上は70歳までメンバーで日々走っています。2022年には、「大人のランニングプロジェクト」が本格的に始まり、大人メンバーも増えてきました。
1つの物事に対して、世代問わずに、「競争することや共有すること」ができるというのは、スポーツの良い点であると思います。特に陸上競技は、「走る」「投げる」「跳ぶ」とシンプルであるからこそ、子どもから大人まで一緒に取り組みやすいものであると感じます。
言葉によるコミュニケーションはもちろんのこと、両者が懸命に取り組む姿や応援し合う瞬間にある非言語的コミュニケーションから多くのことが学べるものだと思います。「同世代」の良さと「他・多世代」の良さが混ざり合う陸上クラブになることで、より良い社会性が身についていく場になると考えています。
③「自由」と「規律」
ここでいう「規律」とは、「陸上競技を取り組むという前提」と「陸上競技場の使用ルール」であると考えます。それら以外のことに関しては、自分自身で考えていくことが大事であると思います。指導者が0から100までの枠組みを作り、その枠組みに入れ込むという指導、つまり指導者が全てを管理する指導は、もちろん競技力はアップするでしょう。しかし、そこにはメンバー一人一人が思考する機会を奪う一面もあります。各々の未来を見据えた時、「思考する力」や「行動する力」は養うことは悪いことのように思えません。だからこそ、「陸上競技を取り組むという前提」と「陸上競技場の使用ルール」を守った上で、枠や天井を設けず、各々が考えて行動することが大事なことであると考えています。
④アスリート・スポーツの価値を継続的に社会に還元する
アスリートは科学的知識や経験則による知識が豊富です。つまり、専門種目に関するデータマイニングの宝庫であるという側面を持っていると言えるかもしれません。ただ、アスリート自身が培ってきたものを発揮する場はあまり多くありません。また、現実的な話をすると、アスリートへの金銭的対価は不十分であるケースが世の中的には多いと思います。スポーツ文化をより発展させていくためにも、昨年開催した「スプリント講座」や「UKC in 墨田」などを継続的に行うことは大切なことであると認識しています。また、これらスポーツ文化の発展は、アスリート当人だけでなく、次世代の子どもたちにとっても良いものであると思います。
Run for the Futureでは、定期陸上スクールだけでなく、こういった価値サイクルを担う活動にも力を入れていきます。
以上が「活動理念/大切にしていること」です。
疑問に思う点、深掘りしたい点が御座いましたら、ぜひ質問していただければと思います!
それでは、日々の墨田陸上クラブの練習頑張っていきましょー!
(執筆:宮道)
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