こんにちは。
今回の記事は、前回と同様スプリント講座です!
7月2日、スタートダッシュに重きを置いたスプリント講座、「谷口耕太郎選手によるスタートダッシュで差をつける」が開催されました。
世界リレー4×100m Rで銅メダルを獲得するなど経験・実績が豊富であり、直線スタート(100m)・コーナースタート(200m)を上手く使いこなせる谷口選手に、スタート技術およびスタートするまでの身体作り・準備を学んでいきました。
その様子をお届けします。
jog・体操を終えた後、動的ストレッチを行なっていきました。
写真は、後ろ向きランジ+上体を大きく反らす+手を大きく上に伸ばすといういくつかの動きが混ざった動的ストレッチです。後ろ向きに進むので平衡感覚を保ちながら、大きな動きを加えても身体をコントロールしつつ、筋肉に刺激を入れていきました。単に、身体を温めていくのではないのですね。
腕を前回し+走るという組み合わせの動きです。腕の動きと上手くタイミングを合わせて進むことで、上半身と下半身の連動性を高めていきました。
スキップでもタイミングと連動性を高めていきます。先ほどの動きと比べて、速いスピードの動きの中で一瞬の力・連動性を発揮していきました。
動的ストレッチやスプリントドリルで走る動きの準備をした後は、スタートの姿勢作りです。谷口選手は、一次加速の局面で重いものを押す意識と似たような感覚で行っているそうです。実際に谷口選手を押してみることで、どのような意識・感覚であるかを共有してから取り組んでいきました。
最後にスタートダッシュの実践です。今までの準備を活かし、スタートダッシュを作りあげました。
今回のスプリント講座で、谷口選手は何度か「各スプリント技術を行う中での動作感覚は、あくまで私(谷口)の感覚であり、絶対的なものではない」ということを伝えていました。これはとても大事なことだと思います。教えを受けるにあたって、普遍的な知識と普遍的でない知識(独自的な知識)を区別して聞くことが、教えを受ける側に求められるものです。
谷口選手自身、陸上競技の普遍的な知識を取り込むために、自分自身の感覚や言葉に置き換えていき技術を獲得していきました。谷口選手はその過程で自身のバイアスが掛かっている部分があることを自覚していたからこそ、普遍的な知識と普遍的でない知識があることを注意しながら伝えていたのでしょう。
また、今回の練習の中で、あえて指導者の模倣をすることで技術を獲得するという取り組みも行われました。技術獲得の中で真似から入る、師の技を見て盗むというのも大事なことです。
今回のスプリント講座は、スプリント技術を獲得するだけでなく、獲得するプロセス・方法までも学べるといった内容のものでした。
今回も良きスプリント講座でした。
参加した皆さん、谷口選手、お疲れ様でした!
(執筆:宮道)
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