みなさん、こんにちは!
三輪です。
今日は、参議院選挙ですね!
RFFの子供たちは日清カップでこれから私も引率に出発です。
さておき、子どもたちにとって政治というと、大人の世界で難しく感じるかもしれませんが、選挙は私たち一人ひとりが「これからの日本をどうしたいか」を考え、意思を示す大切な機会です。
特に子どもたちの未来を考えるとき、私たち大人がどんな日本を選ぶかはとても重要な意味を持ちます。
私自身、指導の現場に立つようになってからかれこれ10年以上が経ちました。
最初に教えていた子どもたちは20歳成人になった子もいます。
今でも定期的に会う子もいれば、たまに顔を見せてくれる子もいますが、彼ら彼女らの成長を見ながら、人が成長するということを身をもって感じつつ、子は社会の宝だなと心から思います。
社会は人が作ります。良い社会をつくるためには、子どもたちが善く、あるいは佳く生きていくために、成人になるまでは大人たちが適切にサポートしていく必要があると思っています。
私たちが暮らす日本は、長らく経済成長が鈍化し、物価の上昇に対して賃金が追いつかない状況が続いています。
今回の選挙に際し、ニュースやSNSでは、さまざまな経済対策や政治批判の言葉が飛び交っています。そんな中で、SNSでよく見かける「切り抜き」は、映し出される対象の印象を作る上でかなり影響しているだろうなと思っています。
今、私たちに求められているのは「情報の取捨選択」です。インターネットやSNSで情報が溢れる時代、断片的な言葉や煽り文句に惑わされるのではなく、文脈や背景を丁寧に読み取る力、つまり「行間を読む力」が必要だと思います。
今、年代を問わず日本人の「読解力」が落ちていると言われています。
先日、読解力を試すテストの結果で以下のような結果が示されたという情報を目にしました。
文章「雨が降ったので、遠足は中止になった。」
質問「なぜ遠足は中止になったのですか?」
選択肢
A. 遠足があるから
B. 雨が降ったから
C. 中止が決まっていたから
D. 天気が良かったから
この問題では、中学生の6割がBを選び、4割はそれ以外を選んだそうです。
この結果に私自身「本当か?」と思い、読解力を試す試験の結果についていくつか調べてみたところ、あらゆる調査結果からこの読解力の低下が証明されていました。
「日本語は行間を読む言語」と言われるように、相手の気持ちや状況・文脈を、言葉に出さなくとも理解する・推し量ることは、古くから日本人が大切にしてきた感性でもあるのではないかと思うのです。
直接的ではなく、空気を読み、相手を思いやること。日本人が世界からも評価されている「おもてなし」の文化なんかはまさにこの賜物ではないでしょうか。
いろんな意見はあると思いますが、私はこんな日本の良さ・文化を次の世代にもつないでいきたいと思います。
選挙の話に戻します。
情報にあふれる社会の中で、本当に自分の考えや想いを代弁してくれる候補者や政党を見極めて一票を投じれるかどうかは、国民一人一人が断片的な情報に惑わされず、前後関係と文脈を見て、きちんと評価する能力、つまり読解力が求められていると思います。
ただ投票するのではなく、意思をもって投票すること。
どんな社会にしたいのか。どんな日本を残したいのか。
子どもたちに「日本って素敵だな」と思ってもらえるような選択を私たち大人がしていけたらと思います。
いまRFFで活動してくれている子供たちも5年、10年もたたないうちに成人する子もたくさんいます。
ご家族や友達、コーチとのコミュニケーションやたくさんの文章に触れて、この「読解力」を身につけて、不確かな情報に惑わされない意思を持った大人になってほしいなと思います。
時代の過渡期の選挙の折にそんなことを考えました。
日清カップに行ってきます!
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