みなさん、こんにちは!
三宅です。
8月15日~17日にかけて、長野県川上村で毎年恒例のRFF夏合宿を行いました。
今回の合宿のテーマは『楽しい合宿を”自分で”作ること』であり、子どもたちが主体的に合宿を作り上げることを大切にしました。
このテーマには、普段は大人が主導する場面が多い中で、子どもたち自身が「自分でできる」「早く大人になりたい」という気持ちを大切に、体現してほしいという意図を込めました。
合宿を通じて、我々は子どもたちに3つのミッションを伝えました。
1.相手をリスペクトした行動をとること
2.練習と私生活のメリハリをしっかりつけること
3.全力で合宿を楽しむこと
これらのミッションを通じて、子どもたちには、自分で合宿を運営し、成長する機会にしてほしいと考えました。
合宿を終えて、各テーマごとに振り返ってみたいと思います。
1.相手をリスペクトした行動をとること
最初のミッションである「相手をリスペクトする行動」について、食事の場面が特に印象的でした。例年、食事の際に苦手な食材が残されることが課題となっていましたが、これはたくさん練習する私たちのことを考慮し、栄養バランスを考えて作ってくださった宿の方や、食材を生産してくださる方へのリスペクトが欠けている結果とも言えます。
そこで、今回は食べられない食材がある場合、自分で判断して近くの友達に協力をお願いするというコミュニケーションを促しました。
初日は仲の良い友達と近くに座り、苦手な食材に苦労する子どもたちが多く見られましたが、2日目からは自然とよく食べる子や中学生の近くに座るなど、子どもたち自身の工夫が見られました。
その結果、今年はご飯を残すことがほとんどなく、逆に完食できたことが自信につながった子どもたちも多くいました。
2.練習と私生活のメリハリをしっかりつけること
2つ目のミッションである「練習と私生活のメリハリをしっかりつける」については、主に中学生を対象としたもので、敢えて就寝時間を設けないという試みを行いました。
これは、練習の質を向上させるためには、私生活での欲求を自制する必要があることを体感してほしかったからです。
結果として、子どもたちはその自由な時間を自ら管理し、失敗を通じて学ぶ機会を得ました。
実際、3日目の朝には女子中学生が遅刻するという事態が起こり、これを通じて「練習の質の低下や、早起きした人へのリスペクトが欠ける」という重要な教訓を共有することができました。
このような経験は、単にルールを守るだけでなく、自らの行動の結果を理解する上で非常に貴重だったと考えています。
3.全力で合宿を楽しむこと
最後のミッションである「合宿を全力で楽しむ」に関しては、私が見る限り、子どもたちは練習中も私生活でも120%楽しんでいたように感じました。特に練習中の集中力や、休憩時間中のリフレッシュの仕方など、どれもが彼らの年齢相応の「全力」を体現していました。
保護者の皆様も、帰宅後の子どもたちからその楽しさが伝わってきたのではないでしょうか。
最後に
今回の合宿を通じて、子どもたちは「自分主体で合宿を作る」というテーマに真剣に取り組み、多くのことを学びました。
我々大人が子どもたちを見守る中で、子供たちが自ら考え、工夫し、失敗を糧に成長していく姿を見ることができたことは、非常に意義深いものでした。
もちろん、運営側としてもまだまだ至らぬ点が多くありますが、今後も子どもたちの成長を第一に考え、常に最善を尽くしていきたいと思います。
3日間、頑張り抜いた子供たち、サポート頂いたご家族含め、関係者の皆様、ありがとうございました。
今後とも、Run for the Futureへのご支援とご協力をよろしくお願い申し上げます。
合宿中の様子は公式インスタグラムの方で発信しておりますので、こちらもぜひご覧くださいませ!